この本の地図

試験ガイドの細目は、全部で 50 行ほどあります。この本では、それを17の章に割りふりました。このページでは、どの細目をどの章で学ぶかの対応表と、章どうしのつながり、そして自分の勉強の計画の立て方をまとめます。迷ったら、いつでもこのページにもどってきてください。

このページのゴール

試験ガイドを全部読んでみたら、知らないことばだらけでした。Binary Authorization、Workload Identity 連携、HorizontalPodAutoscaler……。どこから手をつければいいんでしょう。

ぼくはガイドの上から順にやるつもり。1.1 から。

上から順でも行けるが、1.1 には Cloud Run も GKE も Pub/Sub も一度に出てくる。この本は、こむぎ堂のアプリを作る順番に並べてある。地図を見てから決めよう。

章どうしのつながり

章どうしのつながり(主なものだけ)。矢印は「この章の知識が、あの章で使われる」という意味です。色は試験のセクション(青:1 設計、オレンジ:2 構築とテスト、紫:3 デプロイ、緑:4 統合)です。
こむぎ堂の引っ越しと、この本の章
こむぎ堂でしたいこと章試験
どこで動かすかを決める第2章 実行環境を選ぶ1.1
母の日の集中に耐え、速く表示する第3章 負荷分散・キャッシュ・複製1.1
スマホアプリや取引先に API を出す第4章 API を設計して公開する1.1、3.1
注文のメールを、画面を待たせずに送る第5章 非同期とオーケストレーション1.1
店員さん・開発者・アプリに、必要な権限だけを渡す第6章 IAM と認証1.2
パスワードと鍵を守り、怪しいイメージを動かさない第7章 秘密・鍵・通信・成果物1.2
注文・写真・売上の分析を、どこに置くか決める第8章 データの保存先1.3
手もとで動かして、試す第9章 開発環境2.1
ソースからコンテナを作り、テストを自動にする第10章 Cloud Build2.2、2.3
新しい版を、少しずつお客さんに出す第11章 Cloud Run、第12章 GKE3.1、3.2、1.1
データベースとメッセージにつなぐ第13章 データとメッセージ4.1
Google Cloud の API を正しく呼ぶ第14章 API を上手に呼ぶ4.2
遅い・落ちたを、すぐに見つける第15章 トラブルシューティングと観測4.3
パンのおすすめを AI に書かせる。AI で開発を速くする第16章 AI を使ってアプリを作るガイドの冒頭、2.1、2.3、4.3

試験ガイドの細目と、この本の対応

試験ガイド(日本語)の細目を、短くまとめて章に割りふりました。細目の文は短く言いかえています。正確な文は試験ガイドで確かめてください。

セクション1:設計(約32%)
節細目(短くまとめたもの)章
1.1プラットフォームの選択(Compute Engine・GKE・Cloud Run)、コンテナの構築と Cloud Run・GKE へのデプロイ2、11、12
1.1地理的な分散(レイテンシ・リージョン・ゾーン)、ゾーンとリージョンのフェイルオーバーとデータの複製1-4、3
1.1ロードバランサの使い分け、セッション アフィニティ、キャッシュ(Memorystore など)3(1-5)
1.1API の作成とデプロイ(REST・gRPC)、レート制限・認証・観測(Apigee・API Gateway)4
1.1非同期・イベント駆動(Eventarc・Pub/Sub)、Workflows・Eventarc・Cloud Tasks・Cloud Scheduler のオーケストレーション5
1.1リソース要件の定義、費用と使用量の最適化2
1.1トラフィック分割(段階的な展開・ロールバック・A/B テスト)11、12
1.2データの保持と組織のポリシー(Cloud Storage のライフサイクル・保持ポリシーとロック)7、8(1-3)
1.2IAP・Web Security Scanner、Artifact Analysis・Security Command Center の脆弱性への対応7
1.2シークレット・認証情報・暗号鍵(Secret Manager・Cloud KMS・Workload Identity 連携)7
1.2認証(ADC・JWT・OAuth 2.0・Cloud SQL Auth Proxy・AlloyDB Auth Proxy・Identity Platform・WIF)、サービス アカウントの IAM ロール、最小権限6
1.2安全なサービス間通信(Cloud Service Mesh・ネットワーク ポリシー・ダイレクト VPC 外向き・プライベート サービス接続)、Binary Authorization7
1.3ストレージの選択、スキーマの設計(AlloyDB・Spanner・Bigtable・Firestore)、整合性と複製、署名付き URL、BigQuery への書き込み8
セクション2:構築とテスト(約23%)
節細目(短くまとめたもの)章
2.1gcloud CLI によるエミュレート(ローカル開発・単体テスト)、コンソール・Cloud SDK・Cloud Code・Gemini Cloud Assist・Cloud Shell・Cloud Workstations、IDE と AI ツール(コーディング アシスタント・MCP サーバー)9、16
2.2Cloud Build と Artifact Registry でソースからコンテナを作って保存、Cloud Build での来歴(Binary Authorization)10
2.3AI コーディング アシスタントを使った単体テスト、Cloud Build での自動統合テスト10、16
セクション3:デプロイの構成(約24%)
節細目(短くまとめたもの)章
3.1ソースコードからのデプロイ、トリガー(Eventarc・Pub/Sub)での呼び出し、イベント レシーバ、API のバージョニング・公開・保護(Apigee)11、5、4
3.2コンテナのデプロイ、Kubernetes のヘルスチェック、HorizontalPodAutoscaler12
セクション4:統合(約21%)
節細目(短くまとめたもの)章
4.1データストア(Cloud SQL・Firestore・Cloud Storage)への接続、読み書き、メッセージの送受信13
4.2サービスの有効化(1-3)、API の呼び出し(クライアント ライブラリ・REST・gRPC・API Explorer。一括処理・返すデータの制限・ページ分け・キャッシュ・指数バックオフ)、サービス アカウントでの呼び出し14、6
4.3指標・ログ・トレースの計測、Google Cloud Observability での調査、Error Reporting、トレース ID でのスパンの関連づけ、AI を使った観測15、16

知らないことばも、どの章で出てくるかが分かると、少し安心します。Workload Identity 連携は第6章と第7章ですね。

4.2 の「サービスの有効化」って、1-3 の gcloud services enable のことか。もう1つ終わってた。

そう。第1章は、どのセクションにもちょっとずつ顔を出す。地図があると、知らないことばが「まだ行っていない場所」に変わる。

計画を立てる

1-2 で決めた全体の時間を、章に割りふります。下の図は、章ごとのおよその時間(この本の分量からの目安)を、1週間に使える時間で並べた計画表です。つまみで、自分の1週間の時間を入れましょう。

章ごとの勉強の計画(目安)。横軸は週、棒の色は試験のセクションです。1週間の時間を変えると、試験までの週の数が変わります。
ユイの計画
回ユイの考え1週間終わるまで困ること
1平日は毎日2時間、土日は5時間ずつ20 時間約 4 週仕事が忙しい週に崩れて、続かなかった
2週末だけ4 時間約 16 週前の週の内容を忘れてしまう
3平日に30分ずつ、土日に2時間ずつ6.5 時間約 10 週—(毎日さわるので忘れにくい)

1回目は張り切りすぎて、2週目で止まりました。2回目は週末だけにしたら、月曜にはもう忘れていました。3回目は、毎日少しずつです。

週の時間は少なくても、間をあけないほうが残る。章を1つ終えたら、1-2 の図で自信を入れ直して、残りの時間を割りふり直そう。

  1. 章の表紙で「できるようになること」と試験ガイドの節を見る。
  2. ページを読み、図を動かし、確認問題を解く。
  3. ページの最後の「紙に説明してみよう」で、本を閉じて3文で言ってみる。
  4. 章の最後の「紙と鉛筆」のページで、ワークシートと説明カードをする。
  5. 章の表紙の「章末問題」を解き、まちがえたページにもどる。

この本の外で、やっておくこと

本と合わせて使うもの
もの使い方
公式の試験ガイド受ける前に、最新の版と、この本の対応表を見くらべる
Google Cloud の無料トライアルと無料枠コマンドの囲みを自分のプロジェクトで試す。終わったらリソースを消す。予算のアラートを設定しておく
公式ドキュメント章で出てきたサービスの「概要」と「ベスト プラクティス」のページを読む
公式の模擬問題(サンプル問題)第17章の前と後で解き、形に慣れる

紙と鉛筆だけで説明する

順番紙にかくもの言うこと
14色の4つの箱と、その中の章の番号設計 2〜8、構築とテスト 9〜10、デプロイ 11〜12、統合 13〜15
2第2章から第11章への矢印実行環境を選んでから、そこへのデプロイを学ぶ。設計の知識はほかの章で使われる
3自分の週の時間と、終わる週間をあけずに毎日少しずつ。章ごとに計画を見直す

確認問題

HorizontalPodAutoscaler は、試験のどのセクションの細目で、この本では何章で学びますか。

答え:セクション3(3.2 GKE へのデプロイ)。第12章

試験ガイドの 4.2 にある「エラー処理(指数バックオフなど)」は、どんな場面の話ですか。この本の何章で学びますか。

答え:Google Cloud の API を呼んで失敗したときに、待つ時間を少しずつ長くしながらやり直す話。第14章

上の計画表で、1週間に 5 時間使えるとき、全部の章が終わるのはおよそ何週目ですか。

答え:約 13 週目

この本の目安の合計は 62 時間です。62 ÷ 5 = 12.4 なので、13 週目に終わります。つまみを 5 にして確かめましょう。

参考資料

このページの情報のもとになった資料です。リンクと内容は 2026年11月1日に確かめました。サービスの機能や数字は変わることがあるので、使う前に最新の内容を確かめてください。

Google の公式資料

  1. Professional Cloud Developer 認定試験ガイド(日本語・PDF)試験ガイドこのページで使ったところ:各セクションの細目(対応表の「細目」の列は、試験ガイドの文を短く言いかえたもの)
  2. Professional Cloud Developer 認定資格(公式ページ)認定資格このページで使ったところ:試験の情報と、試験ガイドへの入口
  3. 無料の Google Cloud 機能とトライアル特典ドキュメントこのページで使ったところ:無料トライアルと無料枠
  4. 予算と予算アラートの作成、編集、削除ドキュメントこのページで使ったところ:使いすぎを知らせる予算のアラート

この本で決めた例・計算・整理(公式の資料ではないもの)